2019年03月13日訪問。 九州滝旅行の2日目。 1日目にカーナビに写った滝の名前で気になったので、2日目に追加した。 熊本県水俣市の水俣大滝(湯出七滝)へ。 この滝は、下調べが十分でなかったので非常に手痛い目にあってしまった。 この滝群は湯ノ鶴七滝というみたい。 座頭滝、のれん滝、小滝、唐滝、赤水滝、大滝、箱滝から構成されている。 林道をずーと歩くとかなりの距離になるので、小滝〜箱滝のブロックと下流の滝を別々に見ることになるだろう。 今回はその辺の調査が不十分で、小滝〜箱滝を観瀑して、座頭滝とのれん滝は見なかったことになる。 また、唐滝、赤水滝は地形の変化か、時期の影響かどこに落ちているのかわからなかった。 ※看板にもその旨が記載刺されている。 車で芦刈川沿いの林道を走って、 GoogleMapのこの辺りに箱滝野の看板があるので、路肩に車を駐めて山道を歩く。 駐車後、沢へ下っていく。 一番の注意点は沢に出るまでが分かりづらいというところだ。 途中でわかりやすい道から降りていく方向に向かって右手に折れていくのがだ非常に分かりづらい。 看板もないので、その点だけが注意点だろう。 真っ直ぐ行くと藪こぎするのか??という野っ原になるので、それは行きすぎだ。 リボンをつけてくれるところがあるので、それを目安にするといいだろう。 ※分かれ目で看板が一つ欲しいところ。ここはそこまで親切ではないので注意が必要だ。 ただ、一度沢沿いの道に出たら1本道なので全く迷うことはない。 道は荒れており、人の往来も少ない、十分な時間の確保と飲み物、食べ物の携帯をしたほうがいい。 小滝より下流の林道でかなり微弱な電波が入ったが、携帯は圏外だと思ったほうがいい。 きちんとした登山の格好が望ましい。
↑林道入口にある看板 位置づけを理解する上で、パシャッと撮影したほうがいい。 黄色が車が通れる農免道路。 青色が荒れた散策道。 今回は、箱滝から小滝へ向かってそこからUターン。 車を留めたところか-(???m迷って15分位)-箱滝-(800m)-大滝-(490m)という距離感だ。
↑林道脇に箱滝の看板。 散策道降りていく。箱滝の入口
↑散策道
↑箱滝
↑箱滝 箱滝。 最も上流に位置する、断層を重ねたような岸壁を落ちる滝。 無骨で四角な岸壁を組み合わせた落差を落ちる。 複数段で階段のようになっている。 見れる位置が限定されているため、脇から撮影することになる。 岩の構成が非常に特徴的。 この後、大滝がメインなので先を急ぐ。 箱滝から大滝までは800m(15分)あるが、荒れており、 箱滝へ向かう途中でちょっとしんどいと思ったら引き返すほうがいいだろう。 (どうせUターンしないと帰れないので...)
↑大滝
↑大滝観瀑台
↑大滝 大滝 この滝群のメインの滝と言っていいだろう。 非常に大きな落差と豊富な水量で見ごたえのある滝だ。 少し手前の観瀑位置から見ることになるがここまで歩いてきた甲斐があるなと思わせてくれる名瀑だ。 黒い岩肌を落ちた後、少し広がって大きくは二段で落ちるような構成だ。 地震や大雨の影響だろうが残念ながら散策道が荒れている点と、道が分かりづらい点、 駐車場などがあまり整備されていない点、距離がある点など、 ちょっと気軽さがないのだろうが、その分あまり人もいないため滝を堪能できた。 こういう滝のほうが私は好みだ。 この後、480m(13分くらい)更に下って、小滝へ向かう。 箱滝〜大滝同様に荒れているのでここで引き返すのもいいだろう。
↑大滝にあった標識。基本的に一本道。
↑小滝看板
↑小滝
↑小滝 小滝 湯ノ鶴七滝では大体真ん中に位置する滝。 奥ばった狭い渓谷を落ちる滝。 落差は大滝には及ばず、上部が隠れてしまっているので少し迫力には欠ける。 上段に1段見えるのだが、ひょっとするともう少し上にもあるのかも... 下流から来る場合は、この滝を経由しないと上流の大滝へ迎えないのだが、 上流から来る場合はこの後Uターンする必要があるが、前述の通り散策道も荒れているので 計画的にここまで来るのか検討したほうがいいだろう。 この後、Uターンではなく、車道に出れれば...と思ったのだが、 生憎、それは無謀だと判断して、下流に下った後に引き返しを判断して、 箱滝まで引き返した。。。 貴重な遠征で時間を消費してしまった。 事前調査の必要性を実体験を持って再度痛感した次第。 お恥ずかしい限り...。
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