霧降三滝:丁字ヶ滝、玉簾の滝、マックラ滝(栃木県日光市)

滝まで

2012年8月4日訪問。
日光の霧降高原を流れる霧降川ある3つの滝を見るために訪問。
車で栃木県日光市の霧降高原に向かう。
通常「チロリン村」という商業施設の駐車場をお借りして、そこから3つの滝を目指すのが最短なのだが、
8月は繁忙期のためか、駐車させてくれないため、霧降の滝展望台にある駐車場から徒歩で霧降三滝を目指すことにした。
1年ほど前に訪問した際には、霧降川にかかる丸太橋が流されて断念して帰ってきたが、
今回はそれが復活しているようなので、再チャレンジのかたちになる。

↑地図

霧降高原駐車場からつつじヶ丘を経由して、散策道を山を巻くようにしながら階段を下って霧降川に降りていく。
踏み跡はしっかりしているが、笹や木の枝が生い茂っているので、長ズボン/長袖、軍手などの装備が望ましい。
霧降川に降りるまでは、20-30分程度。

霧降川

↑霧降川

丸太橋

↑丸太橋

河原に降りて、少し水があるカラ沢を渡ると、霧降川の本流にかかる丸太橋があるので対岸に渡る。
増水時期にはこれが流されることがある。
渡ると、川沿いに5分程度歩くと「←丁字ヶ滝|玉簾滝→」の看板があらわれる。


丁字ヶ滝の看板

↑「←丁字ヶ滝|玉簾滝→」の看板

「丁字ヶ滝」を指す方向を見ると、また丸太橋があるので更に対岸に渡る。
少し戻るような方向に坂道を登って行くと、3-5分で丁字ヶ滝に到着する。


丁字ヶ滝

丁字ヶ滝

↑丁字ヶ滝

丁字ヶ滝

↑丁字ヶ滝

↑丁字ヶ滝(動画)


丁字ヶ滝。


霧降川の支流を落ちる滝で、メインの滝の落差は約15m。
一気に落ちた後は、手前で薄く広がって小さな2段目の滝を作っている。
手前の滝が立体感を作っている分、奥行きを感じる。
上段の滝のすぐ下には滝壺がありそうだったが、蛇行する川を渡る必要があり、濡れるのは避けたかったのでそれは断念。
30分程度、滝の前で「ああでもない、こうでもない」と撮影をした。
滝を覆うように茂った木々と、滝から届く飛沫が体温を奪って、心地よかった。


#チロリン村から、舗装された林道を使うと、楽にアクセスできるため結構な頻度で観光客がやってっくる。
訪問時は若い女性カメラマンさんが陣取っていて、本格的に撮影をしていた。気軽に来れる滝として有名なのだろう。


真夏に自然の涼風で体力を回復して、次の玉簾の滝に向かう。

玉簾滝

玉簾滝

↑玉簾滝

玉簾滝

↑玉簾滝

玉簾滝

↑玉簾滝

玉簾滝

↑玉簾滝(中段の滝壺)

↑玉簾滝(動画)

霧降川にかかる滝で、20m近くある幅広の岩盤を覆うように落ちる様が玉簾のようだということで命名されたようだ。
俯瞰で見られる観瀑台が高台にあるが、木々が生い茂っていて全景を見ることはできない。
下流から川沿いに滝の正面まで出て見たほうがいいだろう。

滝は段瀑で、中段まで上がることができる。
そこに上がると初めて分かるのだが、温泉の成分が含まれているようで岩が赤茶けている。
水をすくうと少しヌルヌルしたアルカリ系の肌触りがする。

ゆっくり撮影したかったのだが、林間学校(!?)の小学生2,30人の団体が続々とやってきて水遊びをはじめた。
滝を撮影したい私としては、早くいなくなって欲しかったが、自然を満喫するという観点では、良い経験と思い出を作って帰っただろうな、、などと微笑ましい気持ちになったフリをしてマックラ滝に進んだ。


マックラ滝

マックラ滝

↑マックラ滝

マックラ滝

↑マックラ滝

マックラ滝

↑マックラ滝

↑マックラ滝(動画)

霧降三滝の一つ「マックラ滝」。 三滝の中で最も上流に位置し、最も落差のある滝。

生い茂った木々に囲まれ、滝の下流は姿を遮るように崖があり、近づかないと全容を伺うことができない。
奥張ったところまで進まないと見えないシチュエーションが、少し神秘的なイメージを与えてくれる。

滝は水量、落差共に十分で巻き上げる飛沫が凄まじい。
滝の下流は水煙で霞んでいて、ずっといると体温が奪われて寒さを感じる。

三滝中最も迫力ある名瀑だった。


ちなみに今回は、霧降川の下流から川沿いにずっと歩いてきたのだが、滝へのアプローチは複数存在する。
最も楽なのは、県営牧場の管理道路(舗装道)を使うケースで、車こそ使えないが、滝の直ぐ側まで舗装道を歩いて行く事も可能だ。
特にマックラ滝は、この管理道路からすぐでアクセスが容易。
その影響もあるのだろうが、訪問時は修行僧(10人以上)が滝に打たれながら修行をしていた。

滝修行を見るのは、実は2回目。ただその時は3人だったので、人数の多さに正直不気味さを感じた。
さんざん散策道を歩いて終点で、修行で踊り狂っている人を見て、正直テンションが落ちたものの、一度は見る価値がある滝であることに間違いはなかった。



百選以外の滝


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Last-modified: 2016-07-12 (火) 23:08:02