2007/6/2訪問。 今年（2007年）は雨が少なく、渇水が叫ばれているため、まとまった雨が降った時は貴重。 先々週に雨が降ったので、八ッ淵の滝（滋賀県）だけではもったいなく思い、今週は、大山滝（鳥取県）に向かう。 大山滝はこれで2回目。ただ、前回は散策道が崩落しており、大山滝を見るのは今日が初めて。。かなり楽しみである。 前回の訪問記録は、ここを参照。
大阪府堺市からは、 阪神高速で明石IC→姫路・加古川バイパス→中国自動車道→米子自動車道（蒜山IC）で下りる。 蒜山から30km弱の一般道を走り、一向平（いっこうがなる）駐車場に到着する。 約280km程の工程。 高速を使えば、混雑がなければ4時間といったところだろう。
↑一向平駐車場 キャンプ場が併設されており、 山小屋や外から一見するとそうとはわからないレストランがある。
2007/6/2時点で散策道は、途中崩落したままで通行止。 山小屋で登山記録を記帳する。 山小屋のおばちゃんに「（死んでも）自己責任でね！」といわれる。(T_T) 一向平駐車場から道標をたどっていくと、迷うことなく散策道へ。 一向平駐車場から大山滝までは、片道1.9kmの工程。 崩落現場と吊り橋以降はアップダウンも少なく、歩きやすい。 崩落現場を少しすぎた辺りで、鮎返しの滝を見下ろせる現場に到着する。 ここからは遠望で木々が邪魔してよく見えない。 寄り道しない人なら仕方ないが、少々の手間を惜しまない人間は、 吊り橋を渡った後の分岐を少し歩くと、観瀑ポイントがあるため、時間をかけてとどまる必要はないだろう。
↑散策道�� 駐車場に近い場所は綺麗に整地されている。
↑散策道�� 途中であった地蔵尊
↑散策道��（崩落した場所） 昨年の夏に崩落した場所。 前後はロープが張られており入ることはできない。 そこを迂回するルートを有志の方が作ったらしい。
↑散策道�� 吊り橋。ほぼ大山滝と駐車場の中間点
吊り橋を渡って、分岐の看板が見える。あまり遠くないようなので右手の鮎返しの滝へ向かう。 分岐から5分程度、若干登った後は下りを続けて鮎返しの滝の前まで到着。 足場が濡れており、川まで下りることはできなかったものの、 目の前で豊かな水量を楽しむことができた。
↑鮎返しの滝
分岐からあとはさほど厳しくないアップダウンを続けて歩いていくと20分程度で、 観瀑台に到着した。
↑大山滝�� 全体
↑大山滝�� 上段部（観瀑台を少し下った辺りから）
↑大山滝�� 下段部（観瀑台を少し下った辺りから） 散策道から5m程くだった所に木製の観瀑台がある。 手前に木々が生い茂っており、残念ながら全貌を見ることはできないが、 少し角度を変えたりしながら二段瀑を拝むことができた。 観瀑台からは、さらに滝壺へ道が伸びている。 観瀑台より滝壺途中の道の方が木が開けてよい。 ただ、斜度も高く、細い上、崖になっているので気をつける必要がある。
滝壺は最後の10〜15m程度の高低差を鎖を頼りに下りる必要がある。 軍手で、両手が使える格好が望ましい。 下段の滝を堪能することができる。 上段はあまり見えない。 一般的に散策道が閉鎖されているということもあるのだろうが、 先客のカメラオヤジ2名が去った後は、1時間滝壺は貸し切り状態だった。(^o^)
↑大山滝�� 鎖場を下りた直後から。
↑大山滝�� 滝壺手前の河原より（天気が曇って逆光がゆるんだ瞬間）
↑大山滝�� 下段（飛沫を表現したかった）
水は非常に美しく、滝壺からは上段瀑があまり見えないのが残念だが、 時々風向きにより飛んでくる飛沫が豪快さを現している。 滝の轟音は凄まじく、観瀑台に人がいたとしても全く聞こえない。 到着時間の影響もあるが、常に逆光でかなり厳しかった。 写真は曇った合間を縫って撮影した。
一向平駐車場へ帰ると15:00頃。 腹が減っていたところ、山小屋のおばちゃんに 「そこで食べていったら？」といわれる。そこ？
↑そこ。山小屋から散策道挟んで向かいの得体が知れない建物。看板すら無い。
↑入ってみると七輪を配置するくぼみとテーブルが並んでいる。 絵的に寂しいがこの後ひたすら焼いて食って焼いて食った。 お奨めを聞いたら「焼肉（1500円）」＋野菜(150円）＋ご飯（100円）とのこと。 オーダーを通すと、おもむろにスーパーで売ってます！的なプラスチック容器に ビニールパックしたままの肉を渡される(T_T) たばかられた！ と思って、少しがっくりしながら食べ始めたものの。。。 うまい！ 肉自体は肉汁が七輪に落ちていくもののものすごく柔らかくてうまい！。 なんでも、一向平駐車場の入り口付近で育てている牛だそうで、中国地方や九州のCOOP（生協）と契約しているらしい。 プラスチック容器は、おそらくそこでパックしたものをそのまま持ってきているのだろう。。。。(^_^;) 「宣伝してね！」と言われて名刺を渡されたのだが、それより看板とのぼりの一つでも上げた方がいいと思う。 半分隠れキャラみたいな店だが、次回来たときでも是非立ち寄りたい
三段瀑であったときの大山滝
↑山小屋に飾られていた。昭和8年の貴重な写真。
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