八ッ淵の滝（滋賀県） †
はじめに †
2007年5月26日。「八ッ淵の滝」へ向かう。
訪問はこれで3回目。
1回目は8つすべてをクリアできず、
2回目はピンぼけばかり
そこで、今回3回目のトライ。
滝へのルート †
大阪府堺市からは、阪神高速→名神高速道路と乗り継ぎ、京都東ICで湖西道路へ乗り換える。
湖西道路の終点「滋賀IC」まで北上し、国道161号線に乗り換えてさらに10kmほど北上。
すると、「ガリバー旅行村」の標識が見え始めるので、
それを目指して山方面に登って行けばよい。（左折して10km程度）
ガリバー旅行村の駐車場に「環境整備協力金」の名目で300円を払って駐車。
大阪府堺市からだと、約3〜4時間ほど。
ただし、湖西道路は無料開放後、慢性的に渋滞しているので、
できれば午前の早い時間に通過できるようにするのがよいと思った。
↑ガリバー旅行村。キャンプ場があり、結構家族連れがいっぱいいた。
ここであまりおいしくないカレーライスをパクついて散策開始。
散策道 †
↑散策道。最初は整地された非舗装の散策道がある。
ただしこれは最初だけのため歩きやすい靴が必須。
↑整地された散策道の終点付近にある地図（クリックで拡大）
8つ全てを見るためには、8の字に周回する必要がある。
「魚止の滝」「障子ヶ滝」を通るルートは、鎖場や急峻な岩場もあるため、注意。
↑最初の分岐点。「魚止の滝」「障子ヶ滝」を見る場合、ここで沢に向かって下る。
もう一方のルートは「魚止の滝」「障子ヶ滝」をスルーして大摺鉢へ
↑分岐から沢へ下りた写真。2,3日前にまとまった雨があったにもかかわらず、
濁りのない澄んだ綺麗な流れだった。
魚止の滝 †
↑魚止の滝�＼橘�
↑魚止の滝�⊂紊�ら
川まで下りて、川を渡って数分上流に歩くと魚止の滝に到着。
八ッ淵の滝の最下流の滝である。
落差は5m程度といった感じ。
手前が滝壺＋川のため近づけない。少し距離があるところから撮影することになる。
＃八ッ淵の滝全般に言えるが絶壁と木で光量が稼げないため、どうしてもシャッター速度が遅くなる。
もう少しダイナミックな流れを表現したかった。
障子ヶ滝 †
↑障子ヶ滝� 焚捨�から）。上部に見えるのが障子ヶ滝
↑障子ヶ滝�� 正面
飛沫も飛びまくる。かなりの迫力。
↑障子ヶ滝�� 上から
八つ淵の滝の中で、一番難関。
非常に短い間隔で複数の段差を勢いよくたたきつけるように落ちる。
飛沫もすばらしく、目の前で味わうことができる。
ある意味、八ッ淵の中で一番楽しい滝かもしれない。
この後、すぐ下流をわたって急峻な岩場をペグとロープと鎖場を上っていく。
両手が使えないとここでNG。十分注意して行かれたし。
大摺鉢 †
↑大摺り鉢
8の字の分岐と合流して5分ほど歩くと到着。
斜めの岩を滑るように滝壺に落ちる。
滝壺が広く、多くの人はここで一休みしている。
復路もここに合流することになる。
子摺鉢 †
↑子摺鉢
大摺鉢のすぐ上流にある。
同じく緩やかな傾斜を滑り落ちるように流れる。
屏風ヶ滝 †
↑屏風ヶ滝��
↑屏風ヶ滝��
崖のすぐ端に三脚を立てて撮影。
子摺鉢の上流で、5分とたたずに上流。
狭い渓谷を何段かに分かれて落ちる。
落差はあるがダイナミックというより、静かな感じの滝である。
＃微妙に奥に見えるのは、貴船の滝。
貴船の滝 †
↑貴船の滝�� 川を渡る前の崖の上から。
↑貴船の滝�� 滝壺に近づいて（飛沫でずぶ濡れの手前）
↑貴船の滝�� 滝の上部。鎖場を登った後の崖の上から。
貴船の滝
八ッ淵の滝で一番落差があり派手な滝である。
川までは崖から鎖を使って降りていかなければいけない。
川へ降りて、対岸に渡って滝壺に近づいていく。
飛沫がすさまじく滝壺そのものには到達できない。
構えたカメラのレンズを飛沫がおそって、まともに写真が撮れない(^_^;)
加えて逆光のため撮影が難しい。
水量も多く非常に満足感がわいてきたよい滝だった。
この後の七遍返しの滝へは、鎖場を使って岩場を上がって少し歩く必要がある。
また、いったん上がった後は同じ道で帰るのは困難（別のルートで帰る方が吉）のため、
時間がない場合、ここで引き返す方がいいだろう。
七遍返しの滝 †
↑七遍返しの滝��
↑七遍返しの滝��
八ッ淵の滝最上流の滝、七遍返しの滝。
貴船の滝横の鎖場を上った後、10分ほど川沿いを歩いて、武奈ヶ岳への分岐へ。
分岐を川沿いルートに向かってさらに10分ほどで到着する。
手前に「これは！？」と思わせる滝もあるため間違えないように注意が必要。
撮影は川にかかった橋があるのだが、その辺りから望遠で撮影。
岩の組み合わせの間を何段かで落ちる。
ここまでくるとさすがに人もおらず、しばらく撮影に没頭した。
この時点でこの時点で15:00。5月の日照時間を考慮すると、引き返すリミットだろう。
帰りは武奈ヶ岳への分岐点へ進路をとり、足で踏み固められた後と、
木に巻かれた色付きテープを頼りに歩いていけば、大摺り鉢まで20分程度で到着する。
総括 †
狭い渓谷の中を新緑の中、歩ける意味でこの滝はすばらしい。
一部区間にロープや鎖場などがあり、8つ見るのはちゃんとした格好が必要だが、
それでも大摺鉢までの直行ルートは、それなりに散策道が整地されているため問題ないだろう。
8つ全部見るのに2時間〜2.5時間といったところだろう。
写真を撮っていたので4時間くらい費やしてしまった。
明るいうちに帰るなら、一つの目処が七編返しの滝で15:00くらいだと思う。
（看板もそう書いています）
あと唐戸の滝（看板で空戸の滝と書いているところもある）が書いていないので、
訪問記が7つになっている。
障子ヶ滝の上流にある旨、地図で示されており、かつ渓谷の奥にそれらしい滝があるが、
明確に示した資料が見あたらず、不明であったため掲載していない。
看板があるところからは、木々の間から水しぶきのほんの一部が見えるだけである。
どこか、それを明確に示してくれたページがあるとうれしいものだ。
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