↑地図
2013年11月24日訪問。
滝巡りでは、あまり行くことがない神奈川の滝を探していて、嫁と行ける片道1時間程度の滝を発見!!....で訪問決定。
県道76号線で丹沢湖を超え、15分程度車を走らせると「西丹沢自然教室」という施設があるので、そこで駐車。
当日は手前の丹沢湖でマラソン大会が開催されており、途中渋滞に巻き込まれたが、通常ならさほど混雑もなく現地に到着できるだろう。
ただし、駐車場は既に満車状態。
路肩に車を止めている状態だった。
時は紅葉真っ盛りのため、檜洞丸や畦ヶ丸に向かう登山客なのだろう。
我々も路肩に車を止めて出発!
「西丹沢自然教室」のすぐ側の吊り橋をわたって、畦ヶ丸方面の看板にしたがって、約1時間の徒歩。
下棚/本棚まではトレッキングというレベルの登山道を1時間程度歩くことになる。
あまり高低差は感じない。ゆるやかな登りだ。
途中便利な施設はないので、きちんとした装備は必要。
11月24日の段階では、積雪はなく、風もない快晴の天気だったため、体感気温はかなり高かった。
歩き出すと、すぐに暑くなってくるので、調整し易い格好が便利だろう。
あとは飲物、簡単な食料があれば下棚/本棚までなら問題無いと思われる。
↑西丹沢自然教室
↑西丹沢自然教室の脇の吊り橋
↑歩き出すとすぐに砂防堰(写真は2つめか3つ目)。
2,3箇所、同様に超えて行くことになる。
↑ちょうど紅葉していました。
↑途中見つけた名前もない滝
看板はひっきりなしにあるのだが、「畦ヶ丸」の標識だけ。
正直そこまで行くつもりはないので、下棚/本棚の看板がないか正直不安になってくる。
歩いてちょうど1時間くらいで「下棚」の看板に到着!
↑下棚手前の分岐の看板
↑畦ヶ丸の本道から、看板に従い川の支流へ...。
支流に入った段階で、看板は一切なし。
支流の分岐から10分程度の距離で滝に到着するのだが、
本道と比較して、一気にただの河原感が出て、少し迷ってしまう。
結果、川沿いに上流に歩いて行けば到着する。
おー、巨瀑だ!!
↑下棚
↑下棚
↑下棚
↑下棚(動画)
下棚
"棚"とは滝のこと。
水量が少ない11月下旬にかかわらず、豊かな水量を落とす居瀑。
周りに人気はなく、訪問中も誰も来なかった。
畦ヶ丸へ向かう登山客にとって、この滝はマイナーな存在なのかもしれない。
滝好きなら、この滝と上流の本棚を見るためだけに来てもいい、そんな滝だ。^
この後、本棚を見るために一度本道に戻って、再び畦ヶ丸方面へ。
下棚から畦ヶ丸方面の本道に戻って、少し歩くとすぐに本棚方面への分岐に来る。
下棚の時には若干の不親切さに悩んだが、今回は自信を持って川沿いに進む。
すると程なく狭い崖とその間から見える僅かな水量を落とす滝が見える.
(そうか、本棚は涸れているのか、この時期は・・・)と肩を落とそうと思ったが、
水量の割に轟々と音がするので、まさかと思い更に上流へ。。。
すると両岸の崖の奥に空間が広がり、隠れた左手に大きな滝があらわれた。
おー、巨瀑だ!!Part2
↑本棚とカラ棚(ただしカラ棚)
↑本棚
↑本棚
↑本棚
↑本棚(動画)
本棚
下棚からほど近い距離にほぼ同様の規模の滝があるのは珍しい。
下棚に比べて凹凸がある岩を落ちるため、見る方向を変えるだけでもかなりイメージが変わる。
冬のためさすがに滝壺には行かなかったが、夏場など直ぐに衣服が乾く時期なら滝壺付近まで近づくのも可能だろう。
せり上がる崖で影になった場所に、滝が作る風が吹き続け体感気温は明らかに低くなる。
他に観光客はおらず、独占状態で滝を堪能したあと駐車場に戻るのだった。
(本当なら畦ヶ丸に行くついでの滝なのだろうが、これを目的に来ても全然問題ないレベルの名瀑だった...)