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2010年7月再訪問。
2008年は、深い残雪で失敗し、リベンジの機会を待っていた。2年越しの再訪問。
2008年に大阪から関東に引越し。今回は引越して千葉県からの訪問。
中央自動車道->長野自動車道と走って、松本ICで一般道へ降り、降りてからは一般道で約40km。
乗鞍方面へひたすら走ると三本滝レストハウスに到着する。
三本滝は乗鞍岳の長野側に入り口がある。
乗鞍岳は、便利な道路が開通しているものの、一般車は乗り入れ禁止となっていて、
長野側は三本滝レストハウスが、乗入の限界ポイントになっている。
ここが散策道への入口になっているのでおあつらえ向きだ。
余談だが、岐阜側には近くに平湯大滝があり、直線距離ではかなり近い。
ただ前述の諸事情で大きく迂回が必要となってしまう。。
↑訪問の起点となる三本滝レストハウス
駐車場スペースは十分あり、トイレもあるので、ここで所要を済ませて出発することになる。
三本滝レストハウスから滝までは徒歩で20分程度。
入り口には看板や簡単な地図があるし、散策道は整備されているので
歩きやすい靴と、飲み物があれば通常のシーズンなら問題はないと思われる。
↑散策道
↑基本的に一本道だが、ところどころに看板がある。
↑途中の吊り橋にあった結構大きな落差の滝。
看板もなく、名前もつけられていない（！？）ようだ。
思わず休憩がてら見入ってしまった。
↑途中の吊り橋
所々で散策道が崩れているところもあったが、それを補修している人達に出会った。
その時点で通行に問題はなかったが、完全復旧もすぐにされるだろう。感謝しつつも先を急ぐ。
すれ違ったのはハイキングやキャンプで遊びに着ていた感のあるカップルやグループ。
おそらく近くの温泉地から足を伸ばしてきたのだろう。。。などと、思っていると瀑音が聞こえ始めてきた！
三本滝に到着。
源流の違う三本の滝が、狭い1つの渓谷に密集した珍しい滝。
滝は三者三様でそれぞれの趣があり、訪れた人間の心を和ませてくれる。
↑観瀑位置にある看板
↑三本滝（ギリギリ3本をフレームに入れた）
↑三本滝（向かって左の滝）
向かって左側の滝は、雫が落ちるような霧雨（きりさめ）のような滝である。
滝とは、距離があり、水量も少ないためか、一番目立たない。
滝が川と合流する一番下の部分は生い茂った木に阻まれて、一部しか見えていないように思われる。
日本庭園などにあるとさまになる、優しいイメージの滝だった。
↑三本滝（中央）
向かって中央の滝。
水量も落差も十分で、左の滝と同じく、距離がある場所からの見ているにもかかわらず、
その轟音と飛沫で非常に迫力のある姿が印象的な滝だ。
そのエネルギッシュさで、容易に近づくことを許さないそんなイメージの滝だった。
↑三本滝（右）��
↑三本滝（右）��
↑三本滝（右）��
黒い岩肌を数段に分けて落ちる滝。
観瀑台からすぐで見ることができる。
岩肌で白く泡だった細かな流れが、優雅なイメージを醸し出している。
何か落ち着いた気持ちにさせてくれる滝だった。
↑三本滝（動画1：一番左の滝）
↑三本滝（動画2：真ん中の滝と右の滝）
三本滝。
乗鞍には他にもたくさん滝があるらしいが、1箇所で趣が異なる滝を見れるのは、全国でも非常に珍しいと思う。
比較的人の往来はあるが、首都圏の観光滝に比べれば、まだまだましな方である。
これを単独に目標にして向かうのもよいし、少し下流には『乗鞍三滝』に数えられる「善五郎の滝」と「番所大滝」もあり、
滝好きなら一日飽きること無く、名瀑を満喫できること請け合いだ。
