2015/4/25 訪問。
行きたくてもなかなか行こう!と勢いがつかなかった丹沢の名瀑「早戸大滝」へ向かった。
今回は比較的十分な準備をしたので、備忘を兼ねて書いておく。
なかなか行こう!と思えなかったのは下記の要素だ。
↑不安要素の一つであったゲート。訪問時は開いていたし、閉じたという報告はあまり聞いたことがない。
1つ目のゲートは、閉じていた場合、片道約1時間程度、多く歩く必要がある。
ただ、閉じていても大丈夫なように早めに現地につく以外に方法がないので、これは諦めた。
また、HPで調べた限りでは、閉じていたという報告が見当たらなかったので、あまり心配しなかったのも確かだ。
問題は残り2つだ。
早戸大滝への道は、早戸川を河原までおりた後は、ひたすら上流に向かって歩くというイメージになる。
定まったルートというものは存在せず、必要に応じて対岸への渡渉が必要となる。
ポイントポイントで偉大な先人がリボンやテープでマーキングしてくれているので、
道に迷うことはないのだが、川渡りは避ける事ができない。
膝くらいの渡渉を想定して、長靴の購入を検討した。
山歩き+渡渉兼用で長靴1本で行くか、
登山靴でスタートして、必要に応じて長靴に履き替えるということを検討したが、
結局、よい長靴に出会うことができず、購入は断念。
比較的滑りにくいクロックスを非常用に携帯して、登山靴で行くことにした。
結果的に申し上げると、登山靴のみでジャブジャブ渡渉して、クロックスは使用しなかった。
理由は登山靴をイチイチ履き替えることで、体力を消耗するからだ。
渡渉は細かいものを含めれば7-10回程度したが、不安定な川底でも素足を守って安定できるため、
気温がイタズラに低い冬季じゃなければ、その決断が最も正しいと思われる。
また、ずっと長靴という手もあるが、
はしごを使うような場面や、ロープで崖を登るなどの場所があり、明らかに登山靴でなければならない場面に遭遇した。
慣れていない人が長靴を履いて長時間歩くのは披露もたまりやすいだろうし、その点では登山靴のまま渡渉!がベストの判断と思った。
ヒルは外見がナメクジのような吸血性物で、湿気の多い日陰や木の枝に取り付いて、
人の足や首筋に取り付いて、吸血する。
吸血時にヒルジンという毒素の影響で、血の凝固が阻害されて血がとまりづらくなるという良くない害虫だ。
吸血以外に特に死にはしないのだが、一度宮崎県の祇園滝訪問時に猛攻撃をうけてから、ヒルは私にとって天敵以外の何者でもないのだ。
結論から言うとヒルが出そうな場所に行くな、以外に対策は無いようで、
下記対策が功を奏したのか、ヒルの被害はなかった。
今回とったポイントを備忘でまとめる。=
↑地図
↑林道終点の魚止め橋。
この後は、車止めがあり進むことはできない。
この手前の路肩に車を駐車だ。
車を駐めてここからは徒歩で進む
この時の装備は下記の感じ
↑伝道入口
↑地図。これは役に立つ。
訪問時は丸太橋⇒ない!という力強い悲しい情報が....
↑上の場所から本格的に山道に。
注意してみると入口にスプレーで矢印が...
↑最初の渡渉
(濡れなかったのはここくらい。後はジャプジャプ....)
↑造林小屋
↑木の橋。
消して踏み抜きたくない。
このような橋は幾つか続く。
この橋を準備してくれた偉大な先人に感謝!!
中にははしご+金属の小さい足掛けのような怖い場所もあるが、慎重に進む。
↑高台から早戸川。見事な渓流
勢いがあり、正直恐怖を感じる。
この後、崖をロープを頼りに沢まで降りて、渡渉...。
この後は、雷平と早戸大滝の分岐へ。
↑雷平分岐
雷平方面へ向かう人は、右岸に渡渉してそのまま上流へ。
話によると分岐から15分程度で雷滝に到着とのこと。
早戸大滝へは、向かって左の流れに向かって上流を目指す。
↑河原
大小の岩がゴロゴロする河原を上流に向かって進んでいく。
片側が安定していることはないので、都度渡渉を繰り返す。
早戸大滝が見えるまでは、「これに名前がないのか!?」というような見事な滝も現れるが、
下流から上流に向かって見える滝は「早戸大滝」ではない。
少し通りすぎて、左後ろを振り返って上段が見えるのがそうなのだ。
分岐から30分くらい登ると、そのポイントへ着く。
ひたすら、河原を歩くのだ!!
↑早戸大滝(本流から)
↑早戸大滝
↑向かって左側にロープがあり、急峻な崖を登っていく。
この後は黄色いテープが有り、"滝壺新道"としてルートが作られている。
↑早戸大滝(ロープを頼りに崖を登った直後)
↑崖登りに続き一番の難所。
わかりづらいが、このロープの両端の枝は体重をかけるにはあまりにも心もとない...。
しかも足場がとても柔らかい状態で、距離もある。
しくじると崖を真っ逆さま...
要注意だ!!
↑早戸大滝(中段)
最下段からは見えなかった中段が見下ろせる。
↑早戸大滝
中段瀑を巻いた直後。
手前の巨岩が邪魔して全く最上段が見えない。
↑早戸大滝(最上段)
↑早戸大滝(最上段)
↑早戸大滝(最上段)
↑早戸大滝(動画)