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2011年6月19日。時は、政乱により生を受け、天変地異により消え去った1000円高速最終日。
千葉の辺境から280km離れた長野県須坂市へ車を走らせる。
外環→関越→長野自動車道と乗り継ぎ、須坂長野東ICで一般道へ乗り継ぎ、20km程度で到着。
自宅を朝5時に出発したため、途中渋滞にはあわなかった。
最後の10km超は道幅が狭いため走行に注意が必要（特に対向車）。
ただし全線で舗装されており、悪路とは言えない。（証拠に到着時にはGT-Rが2台停まっていた、、GT-Rで山登りか。。）
しかし紅葉シーズンは、交通量が多く一般車はこの道を通れなくなる。麓の温泉センターからバスで行くだけになるらしい。
シーズンによって注意が必要だろう。
↑米子大瀑布の無料駐車場
20-30台位は停めれそう。
10時前に到着したときには、既に満車に近い状態。大人気!!
訪問時（2011年6月19日）、米子大瀑布の散策道は万全というわけではなかった。滝の直ぐ側まで近寄れるのは不動滝のみで、権現滝と奇妙滝は遠望からの観瀑となった
大雑把には。。。
まずは、駐車場から不動尊奥の院に向かい、そこから不動滝へ向かうことにする。
↑奥の院まで。木陰のアーチが良い雰囲気。
↑不動滝（散策途中から）
奥の院途中の鉄パイプでできた橋から見える。
↑奥の院
不動滝は、奥の院から5分程度登って行くと到着。
普通、手前の木々が邪魔して、撮影に困るのだが、この滝に関してはそんな心配は無用だ。
手前の木々がいきなり無くなって、勢い良く飛沫を振りまきながら落ちる不動滝があらわれる。
米子大瀑布を構成する2つの名瀑の右手に位置する「不動滝」
「まさかここまで近寄れると思わなかった」と知らないおっちゃんがつぶやいたが、同感!!と言わざる得ない、迫力の名瀑。
地形が扇の様に構成され、扇のほぼ真ん中の頂上から水が落ちるような構成だ。
水量は多いとは言えない。ただ、物足りないわけではなく、落ちる途中にシャワーのように細かい飛沫になりながら落ちていく様がなんとも美しい。
落ちる途中の飛沫が遅く落ちるもの、早く落ちるもの、途中で一緒になる物が模様を作りながら落ちる様が、落差があるのに優しい感じにさせてくれる滝だった。
ちなみに別名 雌滝、納得です。
↑不動滝（すぐそば）
↑不動滝（すぐそば）
↑動画��
↑動画��
この後、奥の院の裏手に戻って、不動滝＋権現滝の両方がみれるビューポイントへ。
先ほど不動滝は説明したので遠望からのみになった「権現滝」の説明を。。。
米子大瀑布の主瀑の左手に位置する「権現滝」。
水量が若干多いのか、不動滝に比べてまとまって落ちる直瀑。
落ちる途中に障害もなく、一本になって落ちる様もなかなか。。
本当は近くで観たかったが、こちらは散策道が途中で壊れているためか、遠くから眺めるのみだ。
近くに行けないのかな、、残念。
↑権現滝
↑権現滝（動画）
↑米子大瀑布（鉱山跡の観瀑ビューから）
↑米子大瀑布（鉱山跡の観瀑ビューから）
↑米子大瀑布（動画）
米子大瀑布は、横長に続く絶壁から、あまり離れていない距離で不動滝と権現滝の二つの落差がある滝が並んでいるのが特徴的。
水量は二つともあまりないが、絶壁の迫力と落ちる際の水模様がなんともよい雰囲気であった。
鉱山跡地付近には珍しい花を植えたエリアがあり、黄色のツツジ（珍しい!!）を見ながら滝も見るというなかなかオツなひとときを過ごせたのだった。
訪問時は曇りだったが、他のサイトでもあるように逆光気味で非常に写真には厳しい滝。
通常は青空と取りたいところだが、現実には難しいのでHDRとかレタッチを活用して補正してやる必要がありそうだった。
更に奥に進むと、「奇妙滝」があるのだが、落石が多いらしく入り口で通行止めとなっていた。ちょっと残念。
可能なら再訪問の機会を考えつつ、名瀑を後にした。
