見神の滝(山梨県南巨摩郡早川町)

2012年05月27日訪問。
山梨県南巨摩郡早川町にある見神の滝を目指して千葉を出発。
中央道を走って甲府南ICで降りて、国道140号線を富士川沿いに西に向かって、またまた富士川に沿って身延道(国道52号線)を身延町まで南下。
その後、県道37号線を西に早川町(役場)方面に向かう。
役場を過ぎ、県道810号線を雨畑ダム方向に進み、ダムを過ぎて少し走った辺りで滝に到着するのだが、
訪問時は県道810号線が崩落していて、通行止め!(+_+)!!
迂回路を走ることになった。

迂回路は川の一部を埋め立てた非舗装のダート。
この迂回路のダートが乾燥しており、車が走ると砂煙を巻き上げ、凸凹した道を「本当に着くのか!?」と不安になりながらしばらくの間走ることになる。
このダートを走っていると、カーナビが「目的地に近づきました」と言ってナビゲーション終了!
と入っても川の真ん中。
うーんと悩みながら、手前が「行き止まり」「通行止め」と言いつつ、県道810号線に合流する方向に道があるので走ってみると、 見神の滝が見えた!(やったね!)
かなり危なっかしい感じだった。

ポイントはところどころにダートから県道810号線に復帰する箇所があるのだがのだが、いずれも無視することだろう。
はっきり言って地理感がない状態で、合流すると対向信号でむやみに待たされたり、どっちに言ったら分からないヘアピンばっかりの山道で、右往左往することになる。 カーナビでポイントを定めて、滝の手前まで迂回路のダートを走ったほうが最短ルートだ。


見神の滝は本来なら整備された場所なのだろう、駐車場おぼしき土砂崩れまみれの敷地と、土砂で半分以上埋まったログハウスが出迎えてくれた。
そんな惨状のせいか、駐車場入口前にはロープが張られて入場規制されている。
他に人も居ないし、ロープ前には1,2台止められるスペースがあり、車はそこに停めて滝を見ることにする。


↑地図

見神の滝

駐車場

↑駐車場にある小屋
手前の駐車場は埋まっていました。

見神の滝看板

↑看板

見神の滝

↑見神の滝

見神の滝

↑見神の滝

見神の滝

↑見神の滝

↑見神の滝(動画)
見神の滝


滝は細身でその流れを何度も捻るようにして落ちる。
崩落して不安定な足場に気をつけながら、滝を見上げると、落差40mの長身の滝の正面に拝むことができる。
滝の落差がかなりあるためか、水量もそれなりの多いのだろうと思っていたが、滝壷に落とされる水を見るとそんなに多くはなさそうだ。
駐車場の看板では、見神の滝の2段目の滝壷には金があるという噂で、それを聞いた若者が金を取りに行こうと2段目の滝壷を目指したが、結局(滝の急峻な勾配からか)無理だったという話があるらしい。
急峻な崖に、"それは登れないのも頷けるな"と思った。

車道が復旧したなら、アクセスは容易になって、駐車場からでも見える名瀑なのだろうが、迂回路や崩れた土砂で足場が危険なので、滝好きでない方は控えたほうがいいだろう。



ちなみに見神の滝は、元々"大滝"という、どこにでもあるような名前だったらしい。
時の県知事が「見神の滝」と命名したため今の名前になったらしいが、個人的に元々地元で呼ばれているそのままの名前を残すのが一番いいと思う。
名前で歴史は重ねられるし、愛着も生まれる。
ただ、交通が発達した今現在では、単なる"大滝"のままではダメだろうとも思った。
区別がつかないから、どうせ、"雨畑"大滝とかになっていただろうし...

何につけ、ここに来るまでは事前に道路状況を十分把握してくる必要があるだろう。


百選以外の滝


トップ   編集 凍結解除 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2016-07-12 (火) 23:08:03