滝まで
2023年5月5日、千葉県から山形県の日本の滝百選滑川大滝へ。
朝2:30に出発して、拠点となる滑川温泉に到着は7時ごろ。
滑川温泉は駐車場があまりなく、手前の道の脇に駐車も含めて注意が必要。
滑川温泉から滑川大滝(観瀑台)まで
滑川温泉から滑川大滝まで散策道が伸びているのだが、河に吊り橋がかかっている。
この橋が老朽化のため長らく利用禁止にされていたのが、この度クラウドファンディングで無事再開。
ただし、有料(往復200円)で利用可能時間が9:00-15:30(これは温泉の営業時間の関係の模様)という縛りがある。
↑再開通した橋(利用時間は9:00-15:30。温泉宿泊者を除き往復200円)
ちなみに到着が7:00頃で時間外だったので、往路は下流の河を遡行しました。
↑橋から展望位置までは20-30分程度の登山。崩落して危ないところも少々あるので時間は短いが登山の格好(上下、靴、軍手)はあったほうが良い。また、滝壺近くまで行く場合は遡上する必要があるので、上記に加えて長靴が必要。
滑川大滝(展望位置)
↑滑川大滝(展望位置から)右上に見えているのが布引の滝
↑滑川大滝(展望位置から)
途中、ウンカみたいな小さな虫につきまとわれるのが嫌だったが、鉄塔がある山頂に差し掛かると一気に景色が開けて、巨大な滝が眼下に現れる。
山形県の日本の滝百選「滑川大滝」。落差80m/幅40mの優美な滝である。
一部は布を引くような優雅な流れ。渓谷も滝だけがその大きな瀑音を轟かせている厳かな空間。
秋田の名瀑「安の滝」にも通じる名瀑だと感じた。
布引の滝
↑滑川大滝の右上に見える布引の滝。雪解け時期のため、はっきり見えた。まさに布を織るように白濁した流れを見せる美しい滝。途中膨らんで細かい糸のような流れを作り出すところがなんとも神秘的。
展望位置から滑川大滝の滝壺付近へ
↑展望位置から滑川大滝までのざっくりした位置関係。滝前まで40分(正解だと思う)
ここからは渡渉を含めた移動になるので、長靴がないと時期によっては凍えるのでやめたほうがいいだろう。
↑ガンガンに沢に降りていくのは急勾配。途中で見開ける場所からも滑川大滝が見れます。
↑滑川大滝(沢に降りる途中)
↑展望位置から15分程度で沢までおります。
ここからは遡上になります。2023年の場合、5月5日時点でヒザ下くらいの長靴があればなんとかなりました。
上流に向かって1回右に折れればその先が滑川大滝。
左岸で遡上して、曲がり角のあたりで飛び石があるので、そこで右岸に渡るのが良いと思う。
早めに右岸に渡ると、木の根っことか色々迂回が必要でかえって疲れるので、潔く左岸の遡上が楽だと思った。
↑右に曲がるとすぐに滑川大滝が見れる
滑川大滝(滝壺付近)
↑滑川大滝。
訪問時はまだ、雪が残っており、設計が邪魔して真下まではいけなかった。
直下から見上げる滝は迫力もあるし、美しい流れに時間の流れを忘れさせてくれる。
展望位置から30分くらいだが、装備があればぜひ訪問したい名瀑だ。
構成・水量・落差・周りの景観すべてが高次元の名瀑でした。
峠駅
帰りに有名な秘境駅(!?)の峠駅へ。新幹線通過駅でもあります。