日本の滝（百選以外）/世立八滝（群馬県吾妻郡中之条町）

世立八滝(群馬県吾妻郡中之条町) †

世立八滝(群馬県吾妻郡中之条町)

2012年7月15日訪問。
関東で雨が降り続いた後の週末に訪問。
群馬県の草津温泉に近い中之条町にある世立八滝へ向かう。

↑地図

世立八滝は難度の高い滝もあり、今回は最低「仙の滝」「段々の滝」「大仙の滝」は見たいと思っていた。
しかし、3つを連続してみることはできず、滝見ドライブインから攻める「仙の滝」「段々の滝」と世立集落から攻める「大仙の滝」のルートがあるので、まずは滝見ドライブインから「仙の滝」「段々の滝」を目指す。
他の滝は、難度が高いので今回は可能なところまで攻めることにしていた。

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大仙の滝 †

↑滝見ドライブイン
特に駐車にお金を要求されることもなかったので、駐めさせてもらった。
訪問時は1台、完全に滝ではなく食事が目的のお客だけだった。

↑入口の看板
訪問時は（木でよく見えないけど）久内の滝までは散策道が整備されていた。
整備はされているといっても、看板の記載のように急峻な階段が続くため、手袋とトレッキングシューズなどの装備を整えて出発する必要がある。

↑大仙の滝

↑大仙の滝（動画）

大仙の滝。

観瀑台までは、入り口の看板から2,3分。
2,3分の手軽さからか、ライダーやなんちゃってカメラマンが多くいた。
黒岩を放物線を描いて落ちる姿は迫力があった。
標高もそれなりにあるため、それなりに涼しいのだが、飛沫が観瀑台までやってきて肌寒さすら感じた。また、日陰になっているのと岩が黒いため、わかりづらいのだが、水の透明度は高い。

観瀑台から滝壺付近まで降りていくこともでき、より近くから滝を堪能できる。
しかし名前の由来は何なのだろう。。ちょっと聞きたい。

段々の滝へ向かうため、一旦入口の看板まで戻る。

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段々の滝（だったのたき） †

入口の看板から「段々の滝」方面への散策道に向かう。
散策道は出だしから結構な勾配のため、滑ったりしないように注意が必要。
足元が悪いようなら、訪問は控えた方がいいかもしれない。

↑途中の道
かなりの急勾配。

↑途中の道
急勾配の後は、急な下り坂。
下りると川辺に到着!
川の水は透明感があり、川魚も泳いでいた。

川辺から、再度急峻な勾配を登ると、段々の滝の観瀑台に到着する。

↑段々の滝
川辺から観瀑台越しにみえる段々の滝

↑段々の滝

↑段々の滝（動画）

段々の滝。「だったのたき」と読むらしい。
名前の通り、二段を構成して滝壺に落ちる。
滝は"布を引く"とまではいかないものの、岩肌をまんべんに白い水しぶきで覆いながら落ちる。
距離が近く、勢いを感じる。
「大仙の滝」とは異なり、ここまで来る観光客はほとんどいなかった。
実際にすれ違ったのは、1家族いただけ。

後でさらに上流の滝をみてわかったのだが、注意すべきはすぐ上流にある取水口。
これが訪問時は開門していたが、閉じるていたらこの滝には水が流れない。。
きっとそのことを知っている人も多くて、見に行くのをやめている人もいるのだろう。
訪問の数日前までかなりの降雨があったため取水口が開いていたのだろうが、訪問前は注意する必要があるだろう。

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箱の滝 †

↑箱の滝

↑箱の滝（動画）

箱の滝。
「段々の滝」から更にはしごのような急勾配の階段を登ると、5分程度で到着。
残念ながら、すでに訪れた「大仙の滝」「段々の滝」と異なり、木々に阻まれ、はっきりと見ることがはできない。
すぐ手前で見るためにはかなりの装備で沢まで降りていく技術が必要だろう。
素人ではとても無理そうだった。。
危険を犯さないためには、秋など落葉の後がよいかも。

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久内の滝 †

↑久内の滝

↑久内の滝(動画)

「箱の滝」から程なく到着するのがこの久内の滝。
そのすぐ下流には取水口があり、滝の手前に格子があり、滝へ近づくことができなかった。
滝は、落差の低い複数段で構成されている。
格子の脇を避けて滝に近づきたかったのだが、さすがにソレはまずいのでここで引き返すことにした。
できれば、この格子は解放してほしい。

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八滝の中3つは行けませんでした †

世立八滝は、当然八つ滝があるのだが、今回は3つは見なかった。

泡立の滝
井戸の滝
殺人の滝（さつうぜんの滝）

特に殺人の滝は、散策道がまだ出来ておらず、結構な装備をした人だけが訪問記録を書いている状態。
散策道ができたら、再度訪問してみたいと思う今日この頃。

この後、最上流(!?)の「仙の滝」へ向かうため、滝見ドライブインまで戻る。

↑

仙の滝 †

「仙の滝」へ向かうとため、世立集落へ向かう。
「仙の滝」へはドライブインから最初のカーブを曲がった後の最初の三叉路（この道が細い！）を右に入って、登って行くと5分程度で駐車場に到着する。
ドライブインから駐車場までは1.2kmくらい。

↑非舗装の駐車スペース
10台程度駐められそう。
訪問時は我々だけ。
しかも帰ってくるまで他に客はいなかった。。。

↑仙の滝
駐車場からも滝を見ることもできるが、木々に覆われていて、全景は見えない。
滝までそんなに時間なく到着できるので、ちゃんと滝まで行きたい。

↑仙の滝

↑仙の滝（動画）

仙の滝

世立八滝の中では1つ離れた場所にある最上流に位置する。
駐車場からは5分程度で到着するものの、整地されているわけではないので、歩きやすい格好をする必要がある。
向かって左の盾のような絶壁が非常に印象的。
絶壁の威圧感と、シャワーのように優しく落ちる滝の対比が印象的で、滝の水音が響く渓谷の静かな空間を堪能。
滝の前は、小動物が多く生息しているようで、イタチくらいの小動物がすごい速さで走りすぎた。。
自然が多く残されている滝。あまり人もいないのでちょっと穴場かもしれない。
一度訪問する価値はあるだろう。

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