P901i評価

P901iの文字入力

P504は、辞書がまあまあ強化された(当時は)ため、 結構使いやすく、きびきびしている上に、使いこなせれば
携帯のショボイキーボードでもボチボチ打てるようになる。 ただ、完全にNシリーズの操作性を踏襲しているP901iでは、
そのインターフェースは全く使用できない。
Pシリーズからの乗り換えでかなりとまどったのは、 間違いなく文字入力だ。その文字入力について、
なるべく高速に打てるようになるようになろう。

P504iと比べて

P504iと比べて、ふつうに仮名入力をしていて違いを感じるのは下記の点

・改行、句読点や濁点/や記号など(!?−)のキーアサインが違う。
・iMode絵文字の呼び出しショートカットがメニュー階層化されてダイレクトアクセスできなくなった。
・N901iで[[T9入力]]できるようになった。(メール文では使えない。残念ながら)
・N901iで[[ワード予測]]が使えるようになった。(コレはかろうじて使える)
・N901iでは、一部の辞書がヘボくなった。&br;例)「だいなり」=>「>」とか、「かお」=>「(T_T)(^_^;)m(_ _)m他」とか、、
・N901iでは、小文字を入力するには、大文字/小文字変換ボタンを押す必要がある。
 P504iでは、大文字=>小文字=>大文字とローテーションして変換されるので楽!
・N901iでは、すでに確定した文字の後でも、濁点/撥音を打つと変換することができる。
 つまり、1回「か」を確定して、「゛」を打つと「が」にできる。

はっきり言うと、使いづらいけど、とりあえずなれるのを前提にやっていこう。

T9入力

T9入力は、確かN504iくらいから使えるようになった機能だ。
ひらがな/カタカナ/漢字/数字と使いこなさなければいけない日本語において、
快適な文字入力はとても大切だ。
ふつうは、、、

ひらがなを打つ!=>漢字に変換する(辞書機能が働く)

が基本的な動きだが、T9入力は、、、

入力したい仮名の50音順の各行(あ/か/さ/た/な/は/ま/や/ら/わ)を打つ(自動的に辞書機能が働いて候補値が絞り込まれる)
 =>ひらがなを候補値から決定する=>漢字に変換する(辞書が働く)

の2段階変換を行って、文字入力を行う。
ひらがな打つとき、1文字あたり4,5回ボタンを押さなければいけないのが、T9入力なら、1文字あたり最大2回ボタンを押せばよい(2回は、濁る場合と撥音の場合)。
で、使ってみました。


私の所感はこんな感じ。

T9入力かな入力
偏見評価名詞入力には向く。
地名、名前等を入力するには、かなり高速に入力&変換が可能なため楽!
お節介は変換が入らないだけ、予想通りに打てる。
予定調和というやつだ。
長所名詞や名前を入力するには向いていると思う。
iModeの入力フィールドに入力する等には向いている。
ビジネスマンが携帯で電車予約等が適している。
メールの本文などを打つ際には○。
理由はワード予測があるから!
短所文章を書くこと。
現時点ではT9によるかな変換能力は低い。
助詞/助動詞が混在すると変換効率が低下。
1文字1文字変換する読み仮名を確定する必要が発生し、
結局負荷が高くなる。
特にないというのが実際。
非常にクラシックな入力方法で、枯れている技術だが、もう少し改善を望む。

ワード予測  #デフォルトでONになっている。

かなを入力すると、次の候補値が出てくる機能。
かな入力のクラシック入力の手間をある程度簡略化できる!
P901iの貧弱な辞書機能を補ってあまりある機能だ!
名詞でも文章でもうまく予測してくれる機能は、メモリーやCPUの機能のせいもあるが、
かなりいい!もう少し賢くなれば、携帯の文字入力の救世主(言い過ぎ)となるだろう。これは、デフォルトではONになっているため、そのまま使えばいいだろう!

絵文字が打てない!   「iモードボタン」->「絵文字記号連続入力」

P504iから乗り換えた私にとって一番のとまどいは、絵文字入力のショートカットがないことだ!
P504iでは、「*」キーを押すと、iMode絵文字を入力できるようになる。
機種依存文字を使うのは馬鹿が行うことだが、私は馬鹿なのでよく使う。
そのため、すぐに絵文字入力画面を呼び出すのは非常に大切なのだ!
その機能がP901iにはない。
後継機種では是非にどこかのキーにアサインしてほしいと思う。
ちなみに、P901iでiMode顔文字を入力するには、

「iモードボタン」->「絵文字記号連続入力」
もしくは
「iモードボタン」->「絵文字入力」

で入力可能だ。ちなみに、「絵文字記号連続入力」の場合、 「クリアボタン」を押さない限り連続して入力することになる。
正直、iMode絵文字を連続入力する機会などあるわけないが、 「絵文字入力」にするには、メニューを移動しなくてはいけないので、
「絵文字記号連続入力」を呼び出したほうがいいだろう。

入力候補を1つ前に戻す。 「モード/ホームボタン」を押す

前述したが、かな入力では、

「あ」=>「い」=>「う」=>「え」=>「お」 
「か」=>「き」=>「く」=>「け」=>「こ」 
               ・ 
               ・ 
               ・ 

と変換する。その際に、行き過ぎるとまた、1周ボタンを押し続ける必要がある。
そのため、かなを一つ前に戻すためのボタンに戻すボタンがある。

-P504の場合:「メールボタン」
-N901iの場合:「モード/ホームボタン」(本体側面)

N901iでメールを高速に打つには、

  • 入力候補を1つ前に戻す
  • 大文字/小文字切り替え

を使いこなす必要があり、これが、本体側面に用意されており、 かなりインターフェースとして使いづらい。
新人君の経験薄い人がP901iを設計したのだろう。
次回作はベテランさんに設計してほしいものだ!

数字を入力するには   かな=>漢字変換の最終候補値を選ぶ

なるべく入力モードを切り替えずに数字を高速に入力したい場合は、
通常かな入力モードで、普通に数字ボタンを押して、
通常の漢字変換と同様のイメージで、一度だけ上ボタンを押せば数字に変換できる。
#要するに、かな変換時の最終候補が数字になっているのだ。

とりあえず、高速に文章を打つ最適な方法は?

・ワード予測ONにする。(この機能を最大限に使うため)
・ワード予測をうまく使うため、比較的短めに変換/確定して辞書を鍛える。(短いといろいろな文面で使いやすいパーツになるため)
・入力候補を前に戻す(モード/ホーム)機能を有効に使う。

不満点/改善してほしい点

・ひとつ前に確定した文字に「゛」「゜」をつけても、確定した文字を変更するのをやめてほしい。
 なぜなら、「゛」「゜」は「、」「。」と同じキーになる。(「、」「。」は「゛」「゜」の後になる!)
 行間や行末の「、」「。」を呼び出すのに何回もボタンを押す必要があるためだ。
・絵文字を打ち込む画面を呼び出すショートカットボタンをどれかに割り当ててほしい。
・大文字/小文字は、切り替えではなく、同じボタンを押し続けることで切り替えるようにしてほしい。
・候補を前に戻すボタンは側面ではなく、通常の番号と同じ正面に配置してほしい。
・T9入力は廃止して、ワード予測辞書をパワーアップしてほしい。
・「大なり」=>「>」などの変換辞書を元のようにパワーアップしてほしい。
・ワード予測ボタンの候補値を選択する時間を設定で変更できるようにしてほしい(1秒は慣れると長すぎる)
・改行は、下ボタンの1秒押しは長すぎる。

総括

いろいろあるだろうが、P504iにワード予測を加えたインターフェースが一番だ。
研究を重ねてよい入力方法をさらに研究してほしい!


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Last-modified: 2016-07-12 (火) 23:08:03